求職者の心得 ③「伝える力を鍛える。履歴書と面接のコツ」

就職・転職活動の成否を大きく左右するのが、“伝える力”です。
どんなに優れた経験やスキルを持っていても、伝え方次第でその魅力は半減してしまいます。
逆に、伝え方を工夫することで、企業に強い印象を与えることができるのです。
今回は、履歴書・職務経歴書の書き方のポイントから、面接での答え方・自己紹介のテンプレートまで、実践的なコツをまとめてご紹介します!
履歴書・職務経歴書は“ストーリー”で勝負
履歴書や職務経歴書は、単なる“経歴の羅列”ではなく、あなたという人物を伝えるストーリーです。
採用担当者は、応募書類を通じて「どんな人なのか」「この会社で活躍できそうか」を読み取ろうとしています。そのため、以下のような流れを意識して構成しましょう。
- 過去:どんな経験を積んできたか?
- 現在:今の強み・スキルは?
- 未来:これからどう活かしたいか?
このように、「経験→強み→今後の目標」の一貫性があると、あなたの魅力がより伝わりやすくなります。
面接でよく聞かれる質問と答え方のコツ
面接では、事前に聞かれそうな質問を想定し、答えを準備しておくことが重要です。
よくある質問には以下のようなものがあります。
- 「自己紹介をお願いします」
- 「志望動機を教えてください」
- 「これまでに苦労したことと、それをどう乗り越えたか」
- 「当社でやりたいことは?」
ここで大事なのは、エピソードを交えて話すことです。
具体的な場面を語ることで、信ぴょう性と説得力が増します。
また、「結果だけでなくプロセス」を伝えることで、あなたの考え方や行動力が伝わります。
緊張しない!自己紹介のテンプレート
「最初の自己紹介で緊張して言葉が詰まってしまう…」そんな人におすすめなのが、以下の自己紹介テンプレートです。
「はじめまして、〇〇と申します。前職では△△の業務に従事し、□□という成果を出しました。
今後は、その経験を活かして、貴社の××分野で貢献したいと考えています。」
このように、自分の強みと志望理由をシンプルにまとめると、落ち着いて話しやすくなります。
採用担当者が「おっ!」と思うアピールとは?
多くの面接官が見ているのは、「この人と一緒に働きたいかどうか」です。
そのためには、“自己満足なアピール”ではなく、企業にとってのメリットが伝わるアピールが必要です。
例えば:
- 「前職で〇〇の改善に成功した経験があります。貴社でも同様の課題があれば貢献できると考えています」
- 「〇〇の資格を持っており、入社後すぐに業務に活かせる準備ができています」
このように、企業のニーズと自分の強みをつなげることで、「即戦力感」や「相性の良さ」を印象づけることができます。
まとめ|伝える力は“磨ける武器”になる
書類も面接も、うまくいかないと「自分に自信がない…」と感じがちですが、伝え方は“スキル”なので、練習次第でどんどん磨かれていきます。
NNCグループでは、履歴書添削や面接練習など、伝える力を伸ばすためのサポートも行っています。
「どう伝えればいいか分からない…」と感じたら、ぜひご相談ください。
