自分を磨こう!「ビジネススキル」とは
今回はキャリアアップするために必要とされる「ビジネススキル」について紹介していきます。
ビジネススキルについて理解することで、今の自分を見直すことにも繋がりますので、是非読んでみてください。
1.ビジネススキルとは
ビジネススキルとは、仕事をする上で身につけるべき、知識・技術の総称です。
パソコン作業や経理など特定の能力のみではなく、社会生活で必要となる知識・技術も該当します。
仕事内容や立場によって求められるスキルは異なります。
ハーバード大学のロバート・カッツ教授は、「カッツの3能力(カッツモデル)」として、3つに整理しました。
- テクニカルスキル
- ヒューマンスキル
- コンセプチュアルスキル
カッツは階級があがるにつれ、テクニカルスキルの重要度が相対的に下がり、コンセプチュアルスキルとヒューマンスキルの重要度が高まると考えました。
要は、
スタッフ層はテクニカルスキルをより必要とされ、
経営者層はコンセプチュアルスキルとヒューマンスキルがより必要とされるということになります。
2-1.テクニカルスキルとは
テクニカルスキルとは、業務遂行能力や業務知識のことです。
とくに、現場で働く人やスタッフ層に必要とされる能力です。
テクニカルスキルは、職務内容により様々です。
◆例えば…
接客であれば、接客技術・説明力・商品知識・観察力
会計であれば、経理・財務知識
事務であれば、事務処理能力・PCスキル・資料作成能力
営業であれば、コミュニケーション能力・マーケティング技術・調品知識
企画であれば、情報収集能力・市場理解・分析力
エンジニアであれば、プログラミング能力・情報収集能力
などが挙げられます。
2-2.ヒューマンスキルとは
テクニカルスキルとは、円滑な人間関係を築く能力のことです。
とくに、マネジメント層や管理職に必須とされる能力です。
相手を理解する気持ちや意見を正確に引き出すこと、相手に物事をわかりやすく的確に伝える技術が必要です。
◆例えば…
プレゼンテーション・向上心・ファシリテーション・コミュニケーション・ヒアリング・交渉・コーチング・リーダーシップ・ネゴシエーション
などが挙げられます。
◆ヒューマンスキルが高い人の特徴
ヒューマンスキルは、相手の気持ちへの理解や物事を的確に伝えることを意識することで鍛えられます。
- 質問や言葉の意図や内容を正しく理解できる。
- 質問に対して順序良く話すことができる。
- 価値観が異なる人を認めることができる。
- 人の特徴を理解し、その人に合った仕事を与えることができる。
2-3.コンセプチュアルスキルとは
コンセプチュアルスキルとは、概念化能力のことです。
物事を概念化して捉えたり、抽象的に物事を考えたりする能力です。
とくに、経営者層に必須とされる能力です。
組織に対して課題解決やリスク回避、イノベーション等をもたらすため重要な能力といえます。
◆例えば…
論理的思考・批判的思考・水平思考・俯瞰力・柔軟性・受容性・探究心・応用
などが挙げられます。
◆コンセプチュアルスキルが高い人の特徴
コンセプチュアルスキルは、普段から物事に対する考え方を意識することで鍛えられ高まります。
- 具体化して物事を考えることができる。
- 抽象化して物事を考えることができる。
- 言葉の定義を明確にすることができる。
- 決めつけや思い込みがない。
- トラブルに動じず冷静に解決にあたる。
- 口頭で相手を納得させるのが上手い。
- 相手の話をうのみにしない。
- 常に目的思考で考えている。
3.これらのスキルの高め方
まず、いずれの能力においても、自分の能力を客観的に見ることが大切です。
自分の職場や立場ではどのような能力が必要とされるのか、
目標とする立場の上司はどのような能力が求められているのか考えてみましょう。
可能であれば、自身のどの能力が評価されているか、もしくは努力が必要か、
上司からフィードバックをしてもらいましょう。
どの能力を鍛えるべきか考えられたら、上司や先輩を真似したり、専門書を読んだり、OJTをしたり、e-ラーニングをしたりして学習していきましょう。
4.まとめ
いかがでしょうか。
これらの能力を鍛えていけば、よりビジネスで活躍できるようになることはもちろん、新しいことができるようになって自己肯定感も高まることは間違いないと思います。
自分を磨き、ビジネススキルを鍛えていきましょう!
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