ビジネスメールのいろは
ビジネスメールは営業や事務の仕事をするうえで欠かせないコミュニケーションツールのひとつです。今回は、ビジネスメールの基本的な書き方や作成時の注意点など、初歩的なことをメインに解説します。
1.ビジネスメールの基本ルール・マナー
基本的なビジネスメールの構成
①挨拶 ②名乗り ③要件 ④結び が一般的な順番です。
【例】
いつもお世話になっております。
株式会社NNCグループの田中です。
先日のMTGでご依頼頂いた資料をお送りいたします。
ご確認の程よろしくお願いいたします。
件名は本文の内容が分かりやすいものにする
はじめてメールを送る相手には、特に件名に自分の会社名を入れると良いでしょう。
【例】
件名:【株式会社NNCグループ】「〇〇」に関する資料の送付
本文の前に必ず宛名を書く
【例】
△△株式会社
営業部 〇〇様
何か依頼をする際は、枕詞を書く
依頼を書く初めに、「お忙しい所大変恐縮ですが~」「誠に急なご依頼とはなりますが~」などといった言葉を添えましょう。
また、終わりに「引き続き何卒よろしくお願いいたします。」「ご多忙の中恐縮ですが、ご返答いただけますと幸いです。」などといった言葉を添えましょう。
何か依頼をする際は、なぜそうしてほしいのか理由を書く
例えば、見積書を出して欲しい場合であれば、
「〇月〇日に稟議書を提出する予定のため
その前々日にあたる〇月〇日までに
見積書をご送付いただきたく存じます。」
などといったように説明をすれば、相手も納得しやすくスムーズに対応してくれるでしょう。
また、不足情報があるとその分のやりとりが発生してしまう場合もあります。
署名を設定する
使用するメールソフトの設定で、署名をつけることができます。
メールを作成する度にメモ帳などからコピーすると効率も悪く、忘れてしまう場合もありますので、必ず設定しましょう。
設定の仕方は、「〇〇(使用しているメールソフトの名前 署名 設定」などのように、インターネットで検索するとすぐにヒットします。
2.ビジネスメールを作成する際の注意点
・急用にメールを使わない
・受信したメールは1営業日以内に返信する
・初めての相手には「お世話になっております」を使わない
・打ち合わせ・訪問などの後は必ずお礼メールを送る
・1行は全角で30文字前後を目途に改行する
・専門用語は使わない
・添付ファイルのサイズに注意する
・ウィルス感染していないかチェック
・敬語の使い方を確かめる
・絵文字や顔文字は使わない
3. To・CC・BCC の使い方
【TO】
確認・返信義務:〇
メインでメールを送りたい相手のアドレスを入力します。
メールに記載している内容の処理や作業をして欲しい、返信が欲しいという方に「あなたに送っています」という意思表示をすることができます。
【CC】
Carbon Copy
カーボン・コピー
確認義務:〇 返信義務:場合による
メールを共有したい相手がいる場合に入力します。
TOとは別にメールの内容を共有したい人のメールアドレスをCCに入力しますが、「CC」に入っている人は送信者全員に開示されるため注意が必要です。
基本的には「TO」の受信者が依頼を受けたことになるので、打合せなしで「CC」の受信者が対応するのは好ましくありません。そのあたりは、TOとCC(自分と上司など)で確認した方が良いでしょう。
また、取引先などにメールを送る際、CCに社内の人間のアドレスが含まれているのであれば、一文添えるとより丁寧です。「情報共有のため、弊社部長の田中をCcに入れております。ご了承くださいませ」など。
【BCC】
Blind Carbon Copy
ブラインド・カーボン・コピー
確認義務:〇 返信義務:場合による
BCCは送信者に伏せてメールを共有したい相手がいる場合に入力します。
BCCの受信者は他の受信者に表示されないため、お互いに面識がない方々に一斉送信する場合にも用いられます。
4. まとめ
いかがでしたでしょうか?
ビジネスメールはコミュニケーションツールの重要な手段ですが、研修まで丁寧に行っている企業も少なく、自主的に学ばないと身につかないものですので、疑問ができた際は、積極的にインターネット検索を活用して調べてみましょう!
私たち「NNCグループ」は人材派遣を中心に、専門性の高い業界への総合人材プロデュースサービスを行っています。厚⽣労働省認可のキャリアコンサルタントが研修を行っておりますので、初めてご利用される方もご安心ください。
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