短所をポジティブに転換してアピールするポイント
求職者の方の中で、履歴書を書く時や面談時にお話しすることも多い長所や短所について悩まれる方を拝見します。統計的にも日本人は外国人に比べて、比較的自分をアピールすることが苦手と言われていますので、そのように思われている方も多いかもしれません。
ここでお伝えしたいのが、長所と短所は表裏一体ということです。ある状況ではプラスに捉えられる特徴が、ある状況ではマイナスに捉えられる可能性もあります。その逆もしかりです。そしてその特徴はプラスの時とマイナスの時とでは呼ばれ方が変わったりします。つまり、短所をポジティブに言い換えれば長所にもなり得、逆に長所をネガティブに言い換えれば短所になり得るということです。「短所」はすぐ思いつくけど「長所」がなかなか思い浮かばないとい人はぜひ試してみてください。
たとえば、「飽き性」という言葉はマイナスなイメージですが、「好奇心旺盛」という言葉に言い換えるとプラスなイメージがします。また、「優柔不断」という言葉も「慎重」や「柔軟性がある」とも言えます。
- 流されやすい → 協調性がある
- 神経質 → 几帳面
- 頑固 → やりきる力がある
ご自身の長所や短所について悩まれている方は、まずは長所でも短所でも構わないので、自分の特徴をいくつか書き出して見ましょう。そしてそこから短所を長所に、長所を短所に言い換えれないか考えてみると新しい発見があるかもしれません。
なかには、「約束の時間をいつも守れない」といったポジティブに転換しづらい特徴もあると思います。そのようなポジティブに転換しづらい特徴は避けたほうが良いでしょう。また、短所はありません!というのも避けた方が良いでしょう。ポジティブにも言い換えれる短所を探してみてください。
そして、長所については具体的なエピソードと、どのように活かせるか。短所については、どのように向き合っているかも合わせて考えてみてください。